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環境福祉委員会の視察に同行

平成19年 7月24日(視察) 新県立病院の建設進む

7月24日、環境福祉委員会に同行し「北上・花巻厚生統合病院」の建設現場を視察いたしました。

平成21年春の開業を目指し、現在の工事進捗率は12%ほどです。

新潟県などで大きな被害を出した「中越沖地震」の記憶も鮮明なところですが、当日は建物の「免震工事」が施されているところでした。

247台の特殊な免震装置によって、強度の地震でも揺れを吸収し、ゆっくりとした平行な揺れに緩和するための工事です。
災害に強い病院建設に細心の注意を払って欲しいと切に願います。

434病床、21診療科からなる新病院は、1床当りの面積も現在の1,5倍ほどで、ゆったりとした設計になっています。

この病院の大きな目玉は、ガンなどの難病への高度医療提供にありますが、ガンの早期発見に大きな威力を発揮する「*PET」 を含む放射線治療のための独立した「リニアック棟」、地域住民の要望が大きい「緩和ケア病棟」などの工事が先行して進められています。

 *PETの詳細

 国立がんセンターがん対策情報センター 〜 がん情報サービス

24床からなる緩和ケア病棟は、平屋作り。専属の出入り口やベットに寝たまま外部に出られるようにもなっており、家族室・多目室ホールなどの設置も予定されています。

さらに2次救急医療体制を受け持つ病院として、屋上にヘリコプター離着陸場を完備。
将来の電子カルテに対応するための大きな電算室の設置も予定されています。

これら、県民の期待を大きく担う新病院の今後の課題は、深刻な県政課題である「医師確保」が予定通り実行出来るかどうか?にあります。

北上病院の後藤院長は

 「10年がかりで計画を進めてきた。」

と、医師確保に向けた自信を示してくれました。

長期的視点で新病院建設に努力をしている病院関係者に心から敬意を表し、またその実現に大きく期待をするところです。

これからは、地上躯体工事、内外装工事へと進み、最盛期には一日600人以上の工事関係者が出入りするようになります。

商工団体などからは、病院建設による地域経済への波及効果も大きく期待されています。岩手中部医療圏の中核基幹病院として一日も早い開業が待たれるところです。

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農林水産委員会の活動

平成19年 6月12日〜13日 (調査)
 ナマコが岩手の水産業の救世主に?・・

農林水産委員会の調査の為、6月12日〜13日と青森県の青森市、黒石市に行って参りました。

青森県はりんごを始め、多くの農林水産物のブランド化に成功しているいわば一次産業の先進地です。

今、国では輸出促進に向けた「攻めの農業」が言われていますが、青森県の農林水産物の「攻めの販売戦略」を拝聴し、りんご試験場におけるりんごの栽培と育種の研究の状況などを見て参りました。

なかでも興味を引いたのが、青森市水産指導センターにおける「ナマコの養殖」への取り組みです。

青森の水産物と言えば「ホタテ」が有名ですが、昭和59年よりナマコの種苗をスタートさせ、現在では年間約1,400トンで、8億円の水揚げにまでなっています。

全国での生産量が約8,000トン弱ですから、青森の生産量が全国の約2割を占めていることになります。

そしてこのナマコが何故、注目を浴びているかと言えば、中国の富裕層での需要が急速に高まっているからです。
中国の食文化ではナマコは高級食材とされ、その市場規模は約1,000億円、そのうちの40%は香港経由で、日本からの輸入によってまかなわれているのが実状です。

中国の国民所得の向上に比例するように、日本産の優良で安心安全な食材への注目が俄然高まっているのです。

価格は当初、1キロ500円程度だったものが、現在は物によると2,500円ほどにもなるということです。

岩手でも今、このナマコの種苗に向け、本格的な取り組みを開始したところですが、年間の生産量はまだ10トン程度と言う実状です。
今年度1,200万円の予算により、水産試験場での量産技術の開発に本腰が入っています。

地方の一次産業の停滞が言われて久しいわけですが、中国の熱い食市場が岩手の農林水産の大いなる飛躍の発火点になりうる可能性は十分あると感じさせられます。

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