県内にあります27箇所の県立病院の経営内容につきましては、皆さまが良くご存知のことと思います。
平成14年度は、単年度で約18億円の赤字となり、累積赤字額は99億円余りと成っております。
このままで推移しますと、平成20年度には、172億円の累積赤字額が確定的なところから、医療局ではこの度、「病院改革プログラム」を策定し、27病院の全てにわたり、見直しをし、経営内容の健全化に向けた改革を決定しております。
最終的には、平成18年度までに、720床の病床縮減を中心とした大規模な構造改革計画であります。
このプログラムについては、各地域の実情を踏まえ、今後、慎重な地域合意が必要になって来ると思われますが、改革案が新しくなります統合病院の計画に、どのような影響を及ぼすものか、注視して見守って行きたいと思います。
県立花巻厚生病院・北上病院の統合につきましては、現在、平成20年の開業に向けまして、準備が進められているところであります。
今後のスケジュールといたしましては、
平成15年度が基本構想の策定
平成16、17年度が基本設計の実施
平成17年度より工事着手
と成っております。
新しく成ります統合病院につきましては、中部医療圏の中核病院と成り、地域の高度医療を担っていく大切な病院と成ります。
病院の施設、診療体制等につきましては、各方面から要望を受付、基本計画に盛り込むべく作業が進められておりますが、この度、病院の基本骨子が発表と成りました。
北上市村崎野地内に建設が予定されている県立花巻厚生・北上統合病院の基本設計が進んでいます。
以前より、「緩和ケア医療」 の機能充実が予定されていましたが、懸案であった病棟の方向が、ほぼ、決定して来ました。
予定では、「緩和ケア病棟(24床)」 は、住民たちから要望の強かった、独立した 「別棟」 の形で、設計される見込みと成っています。
一関市の新磐井病院では、通常の病棟の上階に設定されることに成っていますが、新統合病院では、より充実した形での実現が図られそうです。
今後は更に、がん治療の充実を図るための 「PET」 等の高度医療機器の導人、小児、母子・母子医療の充実等に向けて、一層の要望を継続して行く必要があります。

県立花巻厚生・北上統合病院完成予想図